スピード優先といかないのが
美術品や、一品一品のモノづくりの世界です。
工業製品とはまったく
製作過程が異なるからです。
第一に
丁寧さ。
これは早くというわけにはいきません(^_^;)
職人さんにおいても
急いだ仕事というのはどこかに穴があると自分は思っています。
どうして分かるのかというと、
表面上はしっかりしていても内部やディテールの仕上がりに
手を抜いているのではないのですが、
もう少し配慮が欲しいなぁということが度々見られることが
過去何度もあったからです。
つまり丁寧さが及んでいない。しかし間違いではない。
というギリギリの線です。
ですからクレームはきませんが
どこかスッキリしません。
モノづくりは神経が行き届いているかどうかが
カギで、油断というものも微妙に形となって現れるものです。
工業製品のように全て同じ仕様というわけではないオーダー家具。
表面上は同じに見えても
製品に差があるということが現実なのです。
ですから常に
図面通り+気遣いという家具製作が出来る
チームとディスカッションを重ねながら仕事をしています(^_^)v